こんにちは!虎の穴ラボでエンジニアをしている S.A です。
先日の 2025年6月1日に技術書典18のオフライン開催がありました!
虎の穴ラボでは、スポンサーとして協賛ブースを出展しました。今回はその様子をレポートします!
技術書典18について
日時: 2025年6月1日 日曜日
場所: 池袋サンシャインシティ 文化会館 展示ホールD (文化会館ビル 2F)
技術書典とは、技術をテーマにした同人誌の即売会で、技術者たちの「コミケ」とも言われるイベントです。
今回で18回目の開催となり、前回からさらに参加人数が増え、2,800人もの参加者が来場しました。
▼当日の会場の様子。たくさんの人で賑わっています。
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— 技術書典 公式アカウント (@techbookfest) 2025年6月3日
とらラボの取り組み
とらラボは、ゴールドスポンサーとして入り口付近の「協05」にブースを出展しました。
今回は既刊として「虎の穴ラボの薄い本。Vol.8」を頒布した他、
ノベルティとして社内の Slack で使っているリアクションをデザインしたステッカーを配布しました。
さらに、後述のアンケート企画にご参加いただいた方に特別ノベルティとしてオリジナルデザインのメガネ拭きとページキャッチャーを配布しました。
今回もブースにたくさんの方に足を運んでいただき、同人誌は14:50ごろ完売となりました! お越しいただいた皆様ありがとうございました。 オンラインマーケットでは引き続き無料でダウンロードできますので、興味のある方はぜひご覧ください!
また、今回はアンケート企画として「AIのアイデアTips 教えてください」というテーマで、 ブースにお越しいただいた皆様に仕事やプライベートでのAI活用事例をお聞きしました。
AIというホットな話題ということもあり、なんと合計127名の方に回答をいただくことができました! ご協力いただいた皆様ありがとうございました!!
また技術書典を終えた後は、株式会社ゆめみさんと共に「技術書典非公式後夜祭」というイベントを共催しました。 こちらについては、後日改めてこのブログでご報告いたします!
https://yumemi.connpass.com/event/353396/yumemi.connpass.com
付箋アンケート企画の結果
たくさんの回答が集まったため全てはご紹介できないのですが、いくつか代表的なものをご紹介します。 うまく行ったAI活用 Tips としては、例えばこんな回答が集まりました。
- チャットでは前提から少しずつ会話するとうまく話が進みやすい
- プロンプトは「〜しないでください」より「禁止です」の方がうまく伝わる
- プロンプトはしっかり書き、何度もやり直させるとうまくいく
- エージェントにテストを先に書かせてからコードを実装させる(TDD)とうまくいく
- プルリクエストのレビューで、コンテキストにコード規約を書いておく
特にエンジニアの皆さんから「テスト駆動開発(TDD)がAIコーディングと相性最高!」という意見が多かった印象です。
また、こうしたAIの使い方が便利だった!といった用途についての回答もたくさんいただきました。 エンジニアリングまわりでは、レビューやリファクタ以外にもこんな回答が出てきました。
- 設計書の図をかいてもらう
- リリースノートをまとめてもらう
- ライブラリ移行を丸投げ
- コンポーネントの例をいっぱい出してもらって見比べる
さらにエンジニアリング以外にこんな用途も...
- GWの旅行スケジュールを作ってもらう
- 余り物の食材から夕食を決定
- 外国語の文法解説
- 発表用のスライド作り
- AI生成された文章かのチェック
- ビジネスメールの添削
- 反省文を書いてもらう
- 言語化のトレーニング相手になってもらう
- キャリアについての相談
ビジネスメールや反省文などは私も個人的に苦手なので、ぜひともAIに手伝ってもらいたいです!
また、仕事やプライベートで使っていて便利だと感じているAI関連のツールやサービスについて書いてくれた人もたくさんいました。 特に発表から間もない時期だったこともあり、Claude Code は多くの方が言及していた印象です。 話に上がったツール・サービスを列挙するとこんな感じです。
ツール・サービス名 | 補足 |
---|---|
Cursor | VSCodeからフォークしたAI機能豊富なエディタ |
Aider | ターミナル上で動くエージェント |
Claude Code | Anthropic 社のコーディングエージェント。ターミナル上で動く |
OpenAI Codex | OpenAI社のコーディングエージェント |
GitHub Copilot | オートコンプリート形式のコードアシスト。エージェントモードも登場 |
Cline | VSCode拡張として動くコーディングエージェント |
RooCode | Cline のフォーク |
Devin | AIエンジニアのように使える自立型エージェント |
OpenHands | Devin のオープンソース版 |
Code Rabbit | コードレビューしてくれる |
AmazonQ Developer | AWS開発者向けに提供されるAIツール |
Canva AI | デザインツールの Canva で動くAIツール |
Mastra | AI エージェント開発用のフレームワーク |
Dify | ノーコードAIアプリ作成サービス |
Lovable | プロンプトだけでアプリ作成できるサービス |
NotebookLM | ドキュメントを読み込んでくれるAIノートサービス |
全部ご存知だったでしょうか? 便利そうだな〜と思ったツール/サービスがあればぜひこの機会に触ってみるのも良いかもしれません!
既刊「虎の穴ラボの薄い本。Vol.8」 について
会場で頒布した既刊「虎の穴ラボの薄い本。Vol.8」は、 とらラボのエンジニアたちが日々の業務や自己研鑽の中で培ってきた技術を紹介する同人誌です。 今回は以下の5つの記事を掲載しました。
- 「LibreChatを自宅サーバに構築して外部公開してみた」
- 「Amazon CloudWatch Logsを使いこなそう!」
- 「Next.jsでよく使うマーケティングツールの導入ガイド」
- 「Deno で作る Web と CLI ツール」
- 「外で限りなく安定配信を目指してみた」
薄い本といいつつ、100ページを超える大作になっています!
AI、クラウド、プログラミング言語/フレームワーク、配信技術と幅広い内容になっており、
まさに技術書典にピッタリな同人誌になったのでは?と自負しています。
電子版は以下ページで無料でダウンロードできるのでぜひご覧ください!
また、読了後には感想をXなどでポストしていただけると励みになります!
最後に
今回の技術書典も多くの方に足を止めていただきました。
特にアンケート企画では様々な分野の方とAI活用についてお話しする機会を得ることができました。
今回は既刊での参戦になってしまいましたが、ぜひとも次回の技術書典では新刊を手に皆様にお会いできればと考えております。
また次回の技術書典でお会いしましょう!
Fantia開発エンジニアを募集中
虎の穴ラボでは現在、一緒にFantiaを開発していく仲間を積極募集中です!
多くのユーザーに使っていただけるtoCサービスの開発をやってみたい方は、ぜひ弊社の採用情報をご覧ください。
カジュアル面談もやっておりますので、そちらのご応募もお待ちしております!