虎の穴ラボ技術ブログ

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#技術書典18 ブース施策チームレポート

こんにちは。虎の穴ラボのH.Kです。

6/1(日) 池袋サンシャインシティ 展示ホールD(文化会館ビル2F)で開催された、技術書典18のオフラインイベントに出展しました。オンラインは2025/06/15(日)までなので、ぜひ気になる本を探してみてください!

techbookfest.org

虎の穴ラボは技術書典18のゴールドスポンサーをしています。

イベント全体の詳細なレポートについては、また別途記事を公開していますので、こちらをご覧ください。

toranoana-lab.hatenablog.com

今回は、ブース施策チームとして、技術書典18で私たちがどんな施策を行ったのか、その裏側をご紹介したいと思います。

ブース設計のこだわり

今回のブース設計で最も重視したのは、「虎の穴ラボのファンになってもらう」こと、そして「虎の穴ラボがAIを活用していることを知ってもらう」という2つの目標でした。

虎の穴ラボのファンになってもらう

ブースでは、来場者の方々に虎の穴ラボをより身近に感じてもらい、弊社に対して愛着を持ってもらうための施策を用意しました。特に好評だったのが、社内で日頃からコミュニケーションツールとして頻繁に使われているSlackリアクションをモチーフにしたオリジナルシール配布です。

虎の穴ラボの日常的な雰囲気を反映したユニークなリアクションを選び、デザインに落とし込むことで、来場者の方々には弊社の文化やチームの雰囲気を気軽に体験していただきました。

多くの方が「これ、社内で使ってるんですか!?」と興味を示され、会話のきっかけにもなり、私たちの期待以上に親しみを感じていただけたようです。このシールは単なるノベルティではなく、虎の穴ラボの「人となり」を伝える大切なツールとなりました。

配布した技術書とSlackリアクションシール

シールに使ったSlackリアクションはこちらからダウンロードして、どなたでもご利用いただけます。

toranoana-lab.co.jp

AIを活用していることを知ってもらう

AI活用については、来場者の皆さんと共に学びを深めることを目的とした「AI活用tipsアンケート」を実施しました。

正直なところ、私たち自身、AIの本格的な活用は始まったばかりであり、まだ特定のプロダクトやサービスとして大々的にアピールできるほど使い込めているわけではありません。 しかし、だからこそ、先進的な技術に意欲的なエンジニアが集まる技術書典の場で、皆さんが実際にどのようにAIを業務やプライベートで活用しているのか、その具体的な「集合知」を得たいと考えました。

このアンケートを通じて、来場者の皆さんからは、開発効率化、アイデア出し、データ分析など、多岐にわたるAI活用事例や、試行錯誤の中で得られた貴重な知見を共有していただきました。

これにより、私たち自身のAI活用のヒントを得るとともに、虎の穴ラボでもAIへの取り組みを進めていること、そしてその進化を共に創っていく姿勢があることを広く周知する良い機会となりました。

こちらの集計結果はイベントレポート側にまとめさせていただいています。こちらも合わせてご確認ください。

配布したノベルティについて

今回ブースで配布/頒布したものは次の通りです。

  • 『虎の穴ラボの薄い本 vol.8』
  • Slackリアクションシール
  • ページキャッチャー
  • メイドちゃんメガネ拭き

今回ノベルティ作成にあたって前述の「虎の穴ラボのファンになってもらう」ということがベースにありました。そのため、会話のフックになるものということを考えてノベルティを作成しました。

ノベルティのメガネ拭きとページキャッチャーの画像

Slackのリアクションシールは前述の通りですので、ここではページキャッチャーについて、詳細をお伝えします。

ページキャッチャーについてですが、「技術書典」というイベントにフィットしたものを配りたいと考えたものです。今回虎の穴ラボはイベントのスポンサーとしてブースをいただいています。技術書典の運営と協力して一緒にイベントを盛り上げて行ければと考え、このノベルティに決定しました。

技術書典のオフラインイベントに来る人は紙の本を見ながらPCを見ることが多いだろうという予想も背後にはあります。

他の候補としては、「しおり」や「ブックカバー」などが候補に上がりましたが、「しおり」は他社さんでも配っていることを知っていたため、「ブックカバー」は同人誌の厚さやサイズから難しいという判断で見送りました。

結果として、ページキャッチャーの配布は多くの方に手に取ってもらえましたし、物珍しさから会話が生まれ、非常に良かったです。

技術書典非公式後夜祭について

技術書典18の終了後には、共催パートナーである株式会社ゆめみさんと共に「技術書典非公式後夜祭」を企画・実施しました。この共催イベントは、「クリエイターのファミリーになる」という虎の穴ラボのビジョンを体現するものです。私たちは、クリエイターの皆さんが安心して創作活動に打ち込めるような、温かく協力的なコミュニティの一員でありたいと考えています。

技術書典に参加されるクリエイターの皆さんが、どのような熱い想いを抱き、どのような思考プロセスを経て技術同人誌を制作しているのか、その深層に触れることは、技術者として、またサブカルチャーを支える企業として、非常に貴重な経験となると確信していました。

実際に後夜祭では、同人誌執筆における技術的な挑戦、締め切りとの戦い、コミュニティからのフィードバックへの喜び、そして何よりも自身の知識や経験を「本」という形にして共有したいという純粋な情熱が、多くのクリエイターの皆さんから語られました。それぞれの「技術」に対する深い愛情やこだわり、そして完成した本への達成感に満ちた表情は、私たちにとって大いに刺激となり、非常に有意義な時間となりました。

イベントの様子

『とらラボvol.8』の国会図書館への寄贈

そして、今回の技術書典18で頒布した技術同人誌『とらラボvol.8』は、日本の知の宝庫である国会図書館へ寄贈することにしました。

この寄贈は、単なる弊社の出版物としてではなく、技術同人誌というユニークな文化がより広く社会に認知され、その学術的・文化的価値が認められるための「同人誌界隈の良い例となる」ことを強く意識したものです。

同人誌が国会図書館に収蔵されることで、長期的な保存が保証され、後世の研究者や技術者にとっても重要な資料となり得ます。また、虎の穴ラボは「サブカルチャーの発展に技術で貢献する」という理念を掲げています。

この寄贈は、まさにその理念に基づき、技術の力でサブカルチャーの裾野を広げ、その地位向上に寄与しようとする弊社の強い思いの表れです。今回の寄贈が、技術同人誌という素晴らしい文化のさらなる発展の一助となり、より多くの人々にその魅力が届くきっかけとなれば幸いです。

まとめ

今回の技術書典18も、多くの方にお越しいただき、大変盛況のうちに終えることができました。ブースにお立ち寄りいただいた皆様、そしてご協力いただいた関係者の皆様、誠にありがとうございました!

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