こんにちは、虎の穴ラボの古賀です。
最近は、虎の穴ラボ主催の「オタクが最新技術を追う LTイベント」の司会兼登壇者をしてます。
はじめに
今回は、LT をしてみたいけど、どのように資料を作成して、どうやって何を話せば良いか分からない人向けに、
自分が普段やっていることを、なるべく分かりやすく書いていこうと思います。
私は、虎の穴ラボの LT 会で初めての LT 登壇を経験しました。
LT (ライトニングトーク)とは?
一言で言うと、とても短い時間(一般的には 5 分)で、伝えたいことを伝えるプレゼンテーションのことです。
メリット
LT (ライトニングトーク)を行うことで、3つのメリットがあります。
話の無駄を省いた、本質的な部分だけをまとめて話すチカラがつく
人前で話す耐性がつく
自分の存在、取り組み、主張を広く知ってもらうことができる(自己肯定感の向上)
LT を繰り返して、1〜3 のチカラをつけることで、
ITやエンジニアに関わる実践経験に基づく知識が身に付いたり
さらに、仕事で上司に話が通りやすくなったり?するかもしれません。
LTの発表することは、すごい!
顔も知らない数十人〜数百人の前で登壇して発表することは、人生の中でなかなか経験できることではないです。
資料を作成して、登壇して発表していただくだけで、私はすごいことだと思っています。
そもそも LT イベントが成否が登壇者が集まることから始まるため、 登壇していただけると、司会としてもとても助かりますし、とても嬉しいです。
いつも、一般の登壇者の方には感謝・歓迎の気持ちでいっぱいです!頭が上がりません・・・
LT登壇の準備をする
1. 伝えたいこと(ネタ)を1つ考える
まずは、申し込む前に伝えたいこと(ネタ)を決めましょう。
例えば、このような例です。
- 勉強して、試してみた技術を話したい
- 仕事で大失敗したことを聞いて欲しい
- 作ったツール、アプリ、サービス、サイトを知って欲しい、自慢したい
- 気になった技術的なニュースを共有したい
- 技術的に困っている、ハマったことを聞いて欲しい(未解決でも可)
- バージョンアップしたフレームワークや、ライブラリについて語りたい
- 読んだ本が良い本だったので、布教したい
などなど、、、
自分で面白いと思えること、好きなこと、実際の体験談、もしくは気になったことであれば、よりベスト!です。
分かりやすさと、専門性を兼ね備えていたら、LT の主催者は涙を流して喜びます!
2. 申し込み
伝えたいことが決まったら、connpass 等で LT イベントを検索して申し込みしましょう。
最近は、オンラインイベントが増えているので、 地方でも関係なく、イベントに参加ができます。
3. 資料を作る
3-1. LTで話すアジェンダを決める
最初にタイトルと、ざっくりと箇条書きでアジェンダを考えます。
他の方の同じような題材の LT の資料を参考にしても良いと思います。
私の場合は、下記のようなメモになりました。
伝えたいこと: 最近、試してみた技術を話して意見が欲しい タイトル: 既存コードが少ない!?既存サイトの SSG 化を試してみた 〜 Playwright 編 〜 1. 自己紹介 2. アジェンダ 3. よろしければ、意見ください (試したことあるよ!とか、試してみたいとか、懸念事項あるよとかあったら、教えてください) 4. Playwright について 5. Playwright のメリット 6. SSG 化の仕組み(図解する) 7. この仕組みの良いところ 8. 試せていること 9. 試せていない、試す予定のこと 10. 作成したコードの説明 11. レンダリング速度 12. 終わり
スライドの数は内容にもよりますが、5〜10 枚ぐらいが適切なので、 アジェンダも 5〜10 項目前後に抑えると良いと思います。
このアジェンダの順番を入れ替えたり、項目の削除や追加を行い、整理します。
その際には、全体的な流れが繋がっていて、ちゃんと伝わるかどうか?を意識してください。
3-2. アジェンダを元にスライドを作る
おすすめのテンプレートについて
Azusa3 には、LT に必要なレイアウトが一通り揃っていて、レイアウトも綺麗にまとまるので、ぜひ、使ってみてください。
表や図を、先に作成しておく
スライドを作り込む前に、伝えるのが難しいと感じるところや、イメージが固まってるところは、 最初のうちに、表や画像を作成して、図(吹き出し)で補足すると、他のスライドが作りやすくなります。
複雑な図を作る場合には、 draw.io を使って作成し、画像でエクスポートして、スライドに貼り付けると良いです。
Windows や Mac 向けのデスクトップアプリも用意されているので、使ってみてください。
スライドを作り込む
作り込む際には、アジェンダごとに話の無駄を省いた、本質的な部分だけをまとめて話すことを意識して、スライドを作り込むイメージです。
スライド一枚には、1〜10行ぐらいのテキストに抑えると、見やすくてまとまりが良くなります。
スライド1枚に入らない場合は、特に伝えたいことからズレていないか、本質的な部分だけになっているか?を見直します。 (不要なアジェンダを削除することもあります)
場合によっては、別のスライドにします。
3-3. スライドを見直す
一通り、スライドを作成したら、実際に声を出しながら読み返すとクオリティが上がります。
見直す際には、下記を意識します。
- 伝えたいことから、ズレていないか?
- 見づらいところや、分かりづらいところは、図(吹き出し)や、表、画像を使っているか?
- 全体的な流れが繋がっていて、ちゃんと伝わりそうか?
- 誤字や脱字はないか?
可能であれば、誰か他の同僚や友人(非エンジニアでも可)に見てもらって、意見をもらうのも良いと思います。
4. 発表練習をしてみる
なるべく、当日前までには発表練習をしましょう。
発表練習は下記のようにやると良いです。
ストップウォッチで計りながら、実際に一通り声を出して発表する練習をする
内容は暗記せずに、なるべく自分の言葉で話すことを意識する
5分以内に収まらなかったりしたら、もう一度、見直す
おすすめの練習のやり方
緊張して早口になってしまう人は、なるべく、ゆっくり、ゆっくり、話すように練習します。
スマホで自分の声を録音し、再生して聞くと、客観的に自分の発表を評価し、振り返りができます。
5. 実際のLT
チカラを抜いて、練習を思い出しながら、いつも通りに発表をしましょう。
最後に
私が、LTの資料や練習について、普段やっていることをまとめて見ました。
皆様のLTライフの参考になれば、幸いです。
P.S.
虎の穴ラボでは、「オタクが最新技術を追う LTイベント」を開催しています。
(一般の登壇者が集まらなくて、困ってます😭)
初心者歓迎ですので、お気軽にご参加ください🙏
https://yumenosora.connpass.com/
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