虎の穴開発室ブログ

虎の穴ラボ株式会社所属のエンジニアが書く技術ブログです

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副業制度について

こんにちは、 虎の穴ラボのY.Nです。

この度、10月より虎の穴ラボでは副業制度が始まりました。
そこで、今回は副業制度についてと、私が実際に副業でやっていることについてご紹介したいと思います。

副業制度のルール

虎の穴ラボでの業務の他に、他の会社で業務を行ったり請け負った仕事で収入を得る事ができるようになりました。
とはいえ、完全に自由にというわけではなく、規定による制約もあります。

情報漏洩や、本業へ支障が出ないことはもちろん、それ以外にもいくつか制約があります。

  • 競合会社での兼務は禁止
    これも多くの会社であると思いますが、競合会社での兼務は禁止されています。

  • 非ITエンジニア業務は基本的にNG
    ITエンジニアとしての業務以外は基本的にはNGとされています。
    ただし、非ITエンジニア業務でもスキルとして本業に持ち帰れるものがあると認められればOKといった基準になっています。

と、制約について話をしてしまったので障壁がありそうに見えますが、
その他には厳しい制約もないため、エンジニアとして副業をやろうと思っている人にとっては自由に仕事を選ぶことができるような内容になっていると思います!
自身の得意分野で仕事を取ってきたり、実務でやってみたかったことに挑戦したりしてみることも可能です。

本業と副業の兼務について

本業と副業を兼務するにおいて、やはり一番心配なのは本業や私生活とのバランスだと思います。
ということで、私が副業を始めてからの1日を平日/土日祝別でざっくり円グラフにしてみました。

平日
平日
土日祝
土日祝

平日は基本的に本業での業務終了後に副業を行っています。
副業をやる日は3〜4時間ぐらいやってることが多いです。
本業で残業しなければいけない時は副業の時間や自由時間を削って本業をやって、残業しない日には副業をしています。

土日祝は、予定があったりすることもあるので、その分は予定のない日に一日ガッツリやったりなどでバランスを取っていたりします。

虎の穴ラボはフルリモートで地方からの勤務も可能となっており、
通勤時間がないため、その分副業や自由時間に当てることができる
のがとても良いですね!

副業でやっていること

私が副業でやっていることについて簡単にご紹介します。
内容としましては、Kubernetesを使用したインフラ構築関連業務をやらせていただいています。
Flux、Helmといった仕組みを利用して、既存のGitリポジトリやHelmリポジトリにあるマニフェストを使用して自動的にClusterのデプロイを行えるようにするという業務内容です。

Fluxがかなりおもしろいツールで、GitHub等のGitリポジトリ上にあるマニフェストを自動で読み込んでClusterのデプロイを行ってくれます。
これをGitOpsと言います。

下記はFluxの公式リポジトリのReadmeに記載されている画像です。
Kubernetesマニフェストは通常「kubectl apply」で適用しますが、Fluxが代わりにマニフェストを適用してくれるよといった図です。

f:id:toranoana-lab:20210113133213p:plain

FluxではGitRepositoryというリソースを指定でき、これによってGitリポジトリにあるマニフェストを参照できます。
下記はGet Started - Flux | GitOps Toolkitで出てくる内容です。
記載されてるflux bootstrapコマンドでfreet-infraリポジトリをGitHub上に作成すると、下記のような構成のリポジトリができます。

clusters/my-cluster/flux-system
├ gotk-components.yaml
├ gotk-sync.yaml
└ kustomization.yaml

gotk-sync.yamlにflux-systemを作成するkustomizationリソースとfleet-infraを適用するGitRepositoryリソースが作成されます。
また、作成されたClusterには、このマニフェストが適用されているので、fleet-infraリポジトリを見てくれるようになります。

---
apiVersion: source.toolkit.fluxcd.io/v1beta1
kind: GitRepository
metadata:
  name: flux-system
  namespace: flux-system
spec:
  interval: 1m0s
  ref:
    branch: main
  secretRef:
    name: flux-system
  url: ssh://git@github.com/$GITHUB_USER/fleet-infra
---
apiVersion: kustomize.toolkit.fluxcd.io/v1beta1
kind: Kustomization
metadata:
  name: flux-system
  namespace: flux-system
spec:
  interval: 10m0s
  path: ./clusters/my-cluster
  prune: true
  sourceRef:
    kind: GitRepository
    name: flux-system
  validation: client

さらに、GitRepositoryリソースを使うことで、他ユーザのリポジトリを適用することもできます。
Get Startedでは、stefanprodanのpodinfoリポジトリ(https://github.com/stefanprodan/podinfo)を適用するため、GitRepositoryリソースを作成しています。

apiVersion: source.toolkit.fluxcd.io/v1beta1
kind: GitRepository
metadata:
  name: podinfo
  namespace: flux-system
spec:
  interval: 30s
  ref:
    branch: master
  url: https://github.com/stefanprodan/podinfo

そして、上のGitRepositoryリソースをデプロイするためのKustomizationリソースも作成します。

apiVersion: kustomize.toolkit.fluxcd.io/v1beta1
kind: Kustomization
metadata:
  name: podinfo
  namespace: flux-system
spec:
  interval: 5m0s
  path: ./kustomize
  prune: true
  sourceRef:
    kind: GitRepository
    name: podinfo
  validation: client

これをfleet-infraリポジトリにpushすると、Fluxがマニフェストを同期して、差分を取り込んでくれます。
Gitリポジトリの内容が絶対になり、Fluxが勝手に適用してくれるので、ヒューマンエラーなどを防ぐことができて良いなと感じました。

その他副業を通して感じたこと

  • 文化もスタックも違う会社(人)と仕事をするので、いろんな開発が見れて楽しい
  • SlackやGitHubといったよく使われるツールの使い方の違いを学んでいいとこ取りできる
  • フルリモートは神

まとめ

虎の穴ラボでは使ってない技術でも副業で使う機会を得ることができ、実際に業務で使ってみることでわかることもあるので、いい経験ができていると感じました。
本業でも使っているツールなどの使い方の違いなど、文化的なところも色々違ったりするので、些細な部分でも結構刺激を受けることができます。 また、純粋に収入のベースアップにもつながるので、とてもいい制度だと感じました。
フルリモートも相まって副業しながらでも働きやすい環境だと思いますので、 副業を考えている方、副業中の方でご興味をお持ちの方は、是非虎の穴ラボへのご応募お待ちしております。

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