皆さんこんにちは、虎の穴ラボのy.fです。
2023年 5月 17日 (水) に Deno についてのLT会 『toranoana.deno #12』を開催しました。
イベント紹介
虎の穴で、Deno の勉強会を開催する意図や、会社の案内をさせていただいています。
資料はこちらです。
配信はアーカイブで視聴することも可能です。
開催概要
時間 | 内容 | 発表者 |
---|---|---|
19:30〜19:35 | 虎の穴ラボについて | 虎の穴ラボ 藤原 |
19:35〜19:50 | Turso を Deno Deploy で触ってみる | 虎の穴ラボ 奥谷 |
19:50〜20:05 | WBC観戦に向けてDenoでDiscordBotを自作した話 | h.hiro |
20:05〜20:20 | 気軽に使おうDeno KV | hashrock |
LT レポート
各LTの内容についてレポートします。
Turso を Deno Deploy で触ってみる - 虎の穴ラボ 奥谷
この発表では、Tursoというエッジ向けの分散データベースサービスと、TursoをDeno Deployで使う方法について紹介されています。
Turso自体の解説もされています。
- SQLiteをフォークしたlibSQLを基盤に開発されたデータベース
- 書き込みと読み込み行うプライマリDBと、読み込みを担当するリードDBが分散配置されることで、物理的距離に依存したレイテンシを下げられる
発表では、具体的Deno Deployを使ってTursoにあるデータベースにSELECTやINSERTを行うコードが紹介されました。
また、Tursoを使う際には、接続URLによって読み込みや書き込みの速度が変わることがあるということが伝えられています。https:// とlibsql:// の2つの接続URLで書き込み・読み込みを試し、それぞれの比較なども発表されています。
WBC観戦に向けてDenoでDiscordBotを自作した話 - h.hiro
みんなでWBC観戦するにあたって、DenoのDiscordenoを使用して、Discord BotにWBC出場する選手情報を表示させる機能を作成するという内容について紹介されています。
具体的には、
- Botが特定のスラッシュコマンドに反応すると、選手の情報が表示される
- Botが投稿してくる内容に選手の画像も含めることができる
今回紹介されたBotを使用することで、野球に詳しくない人でもWBC観戦を楽しむことができるような機能になっていました。 また、Deno関連では、Botの作成にあたり、Deno Deployを使用したことや、開発の苦労についても紹介されています。全体的に、DenoとDiscordenoを使ったBot開発の手順がわかりやすく解説されています。
気軽に使おうDeno KV - hashrock
Deno v1.32で実装されたDeno KVについての発表になります。
Deno KVの具体的な使い方(実装)から、実際に作られていたチャットアプリやお絵かきアプリのデモの紹介をしていただきました。
個人的にはランタイムにKey-Value Storeが入ったことで、よくあるセッションのやりくりなどよりやりやすくなるのではないかと期待しています。 自分でもDenoでいくつかWebアプリ作ったりしていたので、KV使って何か作ってみたくなりました。
まとめ
今回は、LT3件での開催となりました。
denoの新しい機能であるKVや、以前から話題になっているDeno Depolyをうまく使った発表が多かったかと思います。
次の開催は、夏頃を想定しています。開催の際は、connpassやTwitterでお知らせしますので、興味ありましたらぜひご参加ください。
特に、LT枠は大募集です。是非、よろしくお願いします。
P.S.
採用
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この記事を読んで、興味を持っていただけた方はぜひ弊社の採用情報をご覧下さい。
yumenosora.co.jp