虎の穴ラボ技術ブログ

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チームの結束力を高めるために輪読会をやってみた話

はじめに

こんにちは。虎の穴ラボのしゅうたろうです。
今回は、チーム内のコミュニケーションや結束力の向上を目的に、チームで輪読会を開催しましたので、その進め方や輪読会をやってみた感想を述べたいと思います。

輪読会で読んだ本

今回輪読会で読んだ本は「ふりかえりガイドブック」です。 www.shoeisha.co.jp

振り返りを行うことの重要性、振り返りのやり方と手法がイラスト付きで解説されています。
初めて振り返りを行う際や、振り返りの質を向上したい方にオススメの本です!

輪読会の目的

1.チーム内のコミュニケーションの強化

フルリモートワークということもあり、メンバー間の直接的なコミュニケーションの機会が少ないため、輪読会を通じてチームの結束力と雰囲気を高め、チーム力向上を目指しました。

2.「振り返り」手法をより良くするために

私のチームでは開発手法にアジャイル開発を取り入れ、2週間を1スプリントとしてサイクルをまわしています。
スプリントの最終日に振り返りを実施し、良かったことor悪かったことをKPT(Keep, Problem, Try)で振り返ります。その振り返りの質を上げるためにチームで「ふりかえりガイドブック」を読むことに決めました。

輪読会の進め方

・2週間に1回開催(スプリントの中間日に実施しました)
・ファシリテーター(進行役)はチームリーダーが担当 ・最初の20分間で各自で今回の範囲を読む
・読んだ範囲で、感想や疑問に感じた点やチーム改善になりそうな提案を書く
・各自書いた内容を発表
・気になった内容に関してさらにディスカッションで議論する

回を重ねるうちに改善した内容

1.ファシリテーター(進行役)のローテション化

当初は輪読会のファシリテーターは、チームリーダーが毎回行っていましたが、
ファシリテーターを固定する必要はなく、チーム全員が経験することで成長につながると「ふりかえりガイドブック」に書かれていたため、途中からローテーションで担当するように変更しました。
当然、司会・進行の役に慣れていないメンバーが担当になることもありますが、そこはメンバーにより円滑に進められるようサポートします。

2.本を予め読んでおく

当初、輪読会の冒頭20分でその範囲を読み、その後ディスカッションを行っていましたが、時間が足りないという意見が出ました。 この問題を改善するために輪読会前に各自で本を読んでおくルールに変更しました。
これにより、ディスカッションの時間を多く確保でき、コミュニケーションがより活発になりました。

輪読会で改善した振り返りの手法

「ふりかえりガイドブック」に書かれている内容で、チームの振り返り改善に実際に取り入れたものをいくつか紹介します。

1.振り返りの最初に今スプリントでやったことを思い出す時間を設ける

振り返りの前に、今スプリントで各自がやったことを思い出し、書き出す時間を設けました。これにより、スプリントの内容を個々で振り返る時間ができ、振り返りの議題も増えました。 また、振り返りの議題は些細なものでも良いとしました。(小さな出来事でもチームにとっては大きな改善点につながる可能性もあるため)

2.問題点があればチーム全員で改善策を考える

チーム内で問題や障害が発生した際、再発防止のためには当事者だけでなくチーム全員で改善策を議論することが重要です。そのため、チーム全体で改善策を考えることをルール化しました。

輪読会を開催した感想&まとめ

普段の業務で直接関わりのないチームメンバーとも同じ本を読み、意見を交わすことで、コミュニケーションが生まれ、輪読会を重ねるごとにチームメンバーの絆が深まりました。また、ディスカッションを通じてそれぞれの内面や考え方を知ることができたのも、輪読会を開催してよかった点です。
チームの絆を深めるための手法の一つに同じ本を持ち寄ってチームで輪読会を開催してみるのはおすすめです!

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