お久しぶりです、虎の穴ラボ デザイナーのM2です。
前回(2023年4月)まで第3回にわたり、スキル向上の一環として受講しているVOD型オンライン教育サービス「Coloso」の3DCG(Blender)講座から、Blenderを使用したモデリングの方法について学んだ内容を掲載してきました。
第1回toranoana-lab.hatenablog.com
第2回toranoana-lab.hatenablog.com
第3回toranoana-lab.hatenablog.com
今回は新たにモデリングにアニメーションをつけるというステップに進みましたので、
そちらの制作過程と感想を書いていきたいと思います。
目次
前回までのおさらい
第一回では「Blenderで0から始める3DCG : モデリングからアニメーションまで(へもBlend先生)」の講座でBlenderの基礎を習得し、
第二回、第三回では「Blenderを活用した楽しい3Dキャラクターモデリング(シン・ミンジョン先生)」の講座を通して、キャラクターモデリングについて学びました。
今回は、第一回でもご紹介したへもBlend先生の講座の中から、「SECTION 04. キャラクターを動かしてみよう」に着手していきます。
🔻へもBlend先生の講座の詳細はこちら(単体)
coloso.jp
キャラクターを動かす!
動かすためのキャラクターモデリング
まずは今回アニメーションをつける対象として、積み木のような人型のキャラクターを作成していきます。
一見とてもシンプルに見えるのですが…
実はキャラクターを動かすために重要な工夫がたくさん詰まっており、先生の丁寧な解説に沿って見た目以上に時間をかけてモデリングしています。
(前回の受講から間が空いたのもあり…基礎を思い出しつつ講座の動画を止めつつで5時間くらいかかって完成しました。もっと定期的に触って勉強していきたいと思います…!)
ここを丁寧に行わないと後々の作業に影響してくる、ということが手順を進めていくうちにうちに段々分かっていきました。
適当に作ったモデリングを動かそうとしてセットアップ段階で泣きを見る…ということがないよう、絶対に押さえておいた方が良いテクニックが詰まっています!
マテリアルの設定
先ほど作成したモデルにマテリアルを設定していきます。
今回は積み木をイメージしたキャラクターに合わせて木材(ベース)や紐(腕)の質感を出すため、複数種類のテクスチャを使用したマテリアルについて学びました。
ディティールが詰められることで生き生きとしたキャラクターになってきましたね!
ボーン・ウェイトの設定
続いて完全お初の工程。モデルを動かすために必要なボーン(骨)・ウェイトの設定をしていきます。
動かすためのキャラクターモデリングがここでしっかり効いてきますね…。
ボーンの設定は先生の指示通りに行っていけば難なくクリアできます。
難しいのはその次のウェイトの設定…!(ウェイト:骨に対する周りの頂点の影響範囲とその量。これを設定しないと、手足を曲げようとした時などに一つ一つの骨の繋ぎ目でバキッと折れたようなビジュアルになります。)
腕の曲がり具合を整えたり、動かした際に変な見た目になってしまっているところを修正しながら根気強く調整していきます。
しかしこちらが悪戦苦闘している間に講座の動画はスムーズに進行して終了…というわけではなく、ミスをした時や形が変になってしまった時の対処法を毎回教えてくださるので、一つ一つ確実に解決しながら進めていけるのが嬉しいポイントでした。
これでやっと動かせるようになりました!
稼働範囲内でポーズも自由自在です。一つのモデルで色々なアクションを取らせることが出来るので嬉しいですね。
アニメーションをつける
ボーン・ウェイトの設定が完了したので、ついにアニメーション作業に!
最初はアニメーションタブのUIや機能について教わり、基礎的な知識を学んでいきます。
普段Adobe系のソフトを使用して動画制作を行っているため、ショートカットなどの違いはあれど比較的とっつき易い工程でした。
一通りレクチャしていただいた後、先ほど作成したモデルに歩行のモーションをつけていきます。
ちょっとした工夫一つで一気に動きの自然さが増すので、先生の解説してくださるポイント通りに実行してみるとすぐに目に見える形でその効果が反映されるのがとても楽しいです。
最初はお手本通りにキーフレームを打ちつつ、時々ここはちょっと大袈裟に動かしてみよう…など自分でアレンジを加えてキャラクターに個性を出していき、どんどん動きを詰めていきました。
完成!
重くてカクカクしてしまっていますが…。
ついにモデルに命が宿りました!作り手側目線の達成感もありますが、心なしかこの子も楽しげに見えます。
最後に
ボーン・ウェイトの設定とアニメーションを覚えたことで、3DCGを使って出来ることがかなり広がったように感じました。
今後自分で一からデザインし、モデリングして動かすことにチャレンジする際にも、躓いたらこの講座を見返して励もうと思います。
へもBlend先生、今回も素晴らしいレクチャー動画をありがとうございました。
🔻今回受講した「Blenderで完成する3Dキャラクター制作Class」はこちら coloso.jp
P.S.
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