こんにちは、虎の穴ラボでコード書いてるY.Fです。
この記事は「虎の穴ラボ夏のアドベントカレンダー」24日目の記事です。 23日目はH.Kさんによる「チームを円滑に回せ!リモートワークでの情報開示のススメ 」が投稿されました。 25日目は松尾さんによる「フルリモート率100%!リモートワークを可能にするチームマネージメント 」が投稿されます。こちらもぜひご覧ください。
現役でバリバリコードを書いているエンジニアの方でも、生涯コードを書いていきたい、マネージャーにはなりたくないなど感じている方も多いと思います。
本記事では、そのような方に向けて、虎の穴ラボでエンジニアとしてコードを書いている筆者が、マネジメントについて勉強してよかったこと、どうやって勉強したかについて紹介してみたいと思います。
動機
そもそも、どちらかというと技術よりな趣味嗜好をしている筆者がなぜマネジメント関連のことについて勉強しているかというと以下のような理由になります。
- マネジメントを受ける上での心構えがわかる
- 書籍によっては直接的にマネジメントを受ける側がどうするべきかについて書かれている本もある
- マネージャーが何を求めているのか理解できるようにしておきたい
- 何を思って指示や管理をしようとしているかを理解できるようにしておくことで、働きやすくなりそう
- マネージャーが提示する開発方法に早く適応する、
- スケジュール管理手法やプロジェクトの進め方などなんのために行っているか納得できるようになる
まとめると、マネージャー、マネジメント、上司がやりたいこと、自分に求めることを理解するためにもマネジメントの勉強はしておいたほうが良いかなという動機です。
マネジメントについて勉強してよかったこと
- マネジメント関連の用語に迷わなくなる
- WBS、アジャイル、ウォーターフォール、クリティカルパスなど
- IPAの情報処理試験でも出てくるような用語
- マネージャー側が提示するプロジェクト管理方法、進め方の目的や自分がどうするべきかざっくり理解できるようになる
- アジャイルでやりたい→スピード感がほしいんだな。エンジニアである自分も顧客側とコミュニケーションが必要そうだな、など
- 自分のキャリアについて再考する機会になる
- テックリードまでならできそうだけど人の管理は無理そう
- 仮にマネージャーになったとして、手を動かすには5人くらいのチームまでならいけそうだけどそれ以上は無理そう、など
次にどうやって勉強してきたか、本を紹介してみたいと思います。
エンジニアのためのマネジメントキャリアパス
タイトル通りな、かなり直球な本になります。
少し特殊なのが、最終的にCTOなどの経営層に食い込む部分までも想定して書かれているという点になるかと思います。
テックリード、個々人の管理、チーム管理、CTOと段階を経ていくに従って、何が変わるか、何を求められるかについて書かれている本です。
上記のように、マネージャーが何を求められるかも書かれている本ですが、同時にマネージャーとして何をメンバーに求めるかなども書かれています。
マネジメント興味が無い人でも自分のキャリアや、マネジメント配下での仕事の進め方の一考になる本かと思います。
Design It!
オライリー社から発刊されている、アーキテクチャ関連の本になります。
アーキテクチャの本と言われると一見マネジメントと関わりが無いように見えますが、本書の内容はより広範なアーキテクト設計の本になっています。
そのため、ステークホルダとの関わり方や、アーキテクチャをチームに展開するにはどうするかと行ったことまで書かれています。
より具体的な書評は以下のブログにまとめていますのでぜひご一読ください。
アジャイル関連の本
アジャイル関連の本はいくつか読んでいます。
なぜアジャイルかというと以下のような理由からになります。
- アジャイルかどうかに関わらず、そもそもプロジェクトを上手く行かせるにはどうするべきかについて書いてある本が多い
- よく提示されている顧客とのコミュニケーションなどはアジャイルに関わらず必要な部分、など
実際に読んだ本をあげると以下のようになります。
(アジャイルサムライ) shop.ohmsha.co.jp
(カイゼン・ジャーニー) www.shoeisha.co.jp
いずれの本もアジャイルを推奨する本ではありますが、プロジェクトが上手く行かないのは何故か?どうすれば上手く仕事進められるのか?といった内容も含まれていました。
顧客とのコミュニケーションだけではなく、チーム内でどうしていくべきかなども触れられているのもポイントかと思います。
まとめ
この記事ではエンジニアとして、マネジメントについて勉強してよかったこと、どう勉強したかを本をベースに紹介してきました。
自分は技術力一本で食っていくんだ!という方も、マネジメントについて勉強してみると新たな発見があると思います。
P.S.
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