(この投稿は予約投稿です。)
こんにちは、虎の穴ラボのY.Fです。
本記事は虎の穴ラボAdvent Calendar 2023-Qiitaの3日目の記事です。
2日目は大場さんによる「『Webアプリケーションアクセシビリティ』について紹介」が投稿されました。
4日目は山田さんによる「「ChatGPTの頭の中」を読んでみました」が投稿されます。こちらもぜひご覧ください。
2日連続の書評になりますが、今回の記事では、「スタッフエンジニア マネジメントを超えるリーダーシップ」を読んだ感想について書いてみたいと思います。
本書を読んだ理由
自分のキャリアプランを見つめ直すとともに、評価対象者や、チームメンバーのキャリアについてどうしていきたいか、どうやっていくべきかのヒントが欲しいと思ったのがモチベーションになります。
マネージメント関連の書籍等は以前も読んだり紹介していたのですが、自分が所属しているチームの立場上、技術指向なメンバーが多かったので、そちらの方向性でのキャリアについて学びたかった形となります。
目次
目次
■第1部 スタッフとして活躍するために ・第1章 全体像 ・第2章 スタッフとしての役割 ・第3章 スタッフプラスの肩書を得る ・第4章 転職を決断する ■第2部 スタッフたちの実像 ・第5章 スタッフエンジニアのストーリー ・第6章 最後に ・補章 スタッフになるための情報源
全体の感想
エンジニアとしてマネージャーではないキャリアを考える際に助けとなる本だと感じました。
一般的なキャリアパスだと、ジュニアエンジニア→シニアエンジニア→テックリード→チームリーダー(マネージャー)といったものが多いと思います。 本書では、マネージャーではない上位キャリアとして、スタッフ(プラス)エンジニアが紹介されています。
より具体的にどのような活動をしていけばよいか、どのような資料を作るべきか、なども触れられており、やるべきことなどのイメージもしやすそうだなと思いました。
わりと社会一般的に出世に必要なスキルである、コミュニケーションやネットワーキングの重要性などにも触れられており、技術面だけやっていればよいといった内容ではないのも良かったと思います。 技術中心でキャリアを構築していくためには、こういった部分や、技術やスキルを広めていくといったことも大事なのかなと思いました。
マネージャーには向いてないけど、給料を上げていきたい、もっと会社や世間に影響力を与えていきたいなど悩んでいる方にはおすすめできると思いました。
第1部 スタッフとして活躍するために
第1部では主にスタッフエンジニアとしてキャリアアップしていくにはどうすればよいかが、具体的なアクションとともに書かれています。
具体的な事柄に対して、どうしていけばよい、できなければどうするかまで書かれているのでやることが明確で良かったと思います。
個人的には第2章 スタッフとしての役割に書かれていた、具体的な仕事内容に関しては参考になる点が多かったと思います。デザイン文章の作成から、社内の技術戦略の策定など、今後取り組んでいきたい内容なども多かったので、本書を参考にやってみたいと思います。
第2部 スタッフたちの実像
第2部は、第1部を受けての具体的な実例紹介となっていました。
インタビュー形式のような形で、StripeやSlackなどの有名なIT企業のスタッフエンジニアの活動が書かれています。
実際に作ったものや、やり取りの様子なども紹介されているので、実際にスタッフエンジニアになりたいと思ったときの理想像として活用できそうだなと思いました。
まとめ
エンジニア上級職としてのスタッフエンジニアについてわかりやすくまとまっている本だと思います。
マネージャーには向いてなさそうだけどどうしようかとか、エンジニアとしてキャリアを構築していきたいと思う方にはかなりおすすめできる本だと思います。 具体的に活動ややり方も書いてあるので、キャリア面以外でも、社内の技術戦略をどうしていこうかなど悩んでいる方にもおすすめできると思いました。
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