虎の穴ラボのかのたんです。
AWS認定試験をオンラインで受けてきましたので、今回はそちらのレポートになります。
試験の学習方法に関してはまた別の機会に書こうと思うので、今回は申し込みや受験に関する内容に絞って書かせていただきます。
なぜ受けようと思ったのか
コロナ禍で勉強会がオンラインで開催されるようになり、多い時には月10件以上のAWS関連の勉強会に参加するようになりました。
特にAWSやサーバレス関連の技術に興味を持ち、色々なお話を聞くうちに少しずつ知見も溜まってきたのですが、勉強会偏重の学習だと知識がトピックごとに細分化されてしまう感じがありました。
ですので、まずは知識としてのAWS全体のベースラインを固めたいという目標ができました。
また、「自称AWSができる人」から脱却したいと思い、知識が付いたことを客観的にわかる形で可視化したいということで、資格の取得に踏み切りました。
AWSの認定資格は上記のように様々なものがありますが、私は入門レベルのクラウドプラクティショナーはスキップし、開発者として初級レベルのアソシエイト3冠から取得し始めています。
ゆくゆくは上級レベルのプロフェッショナルの2冠と合わせて5冠の取得を目標としていて、右サイドの専門的な資格については各分野でより深い知識が必要になったら検討しようと思っています。
申し込み方法
まずはAWS認定のページを開きます。 aws.amazon.com
「試験のスケジュールを立てる」をクリックし、「AWS training and certification」のページからサインインします。
このサインインではAmazonのアカウントが使えるので、ラジオボタンで日本を選択し、普段通販等でお使いのAmazonのアカウントでサインインしてください。
すると、「アカウントに移動」からAWS認定試験を管理するページに遷移することができます。
上部のタブから「試験の申し込み」をクリックし、今回はオンライン試験なので「ピアソン VUE 試験の管理」をクリックします。
あとは試験の一覧から試験を選択します。
本試験の場合は上のブロック、模擬試験を受ける場合は下のブロックから自分が受ける科目を選択してください。
Web受験の場合、テストセンターではなくOnVueを選択して進んでください。
以降は長くなるのでスクリーンショットは割愛しますが、いくつか注意点があるのでそちらを記載させていただきます。
- 試験の言語、および試験官とやり取りを行う言語を選択する項目があるので、英語に自信がなければ日本語を選択するのを忘れないようにしましょう。
- 日程はカレンダーの中から日付を選択後、空いてる時間帯が表示されるので都合のいい時間を選んでください。
- ただし、最も遅い時間帯でも14時30分に開始の枠となり、夜の時間帯の枠はないので、仕事がある日に受けるのであれば業務を調整する必要があると思います。
- 支払い確定前に特典コードを入力するタイミングがあります。実施中のキャンペーンを利用する場合や、後述の合格特典を使いたい場合は忘れずに入力しましょう。
- 自分が初めて受けた時は1回目で落ちても再受験が無料というキャンペーンが実施中だったので、割と気楽に受けることができました。
- 予定を入れたあとで都合が悪くなっても、試験開始時間の24時間以上前であれば日程の変更や、キャンセル料なしでのキャンセルが可能です。
- ですので、まずは気負わず気軽に申し込んでしまって大丈夫です。
- 自分も一度申し込んだものの、受験日が近づいたタイミングでまだ勉強が足りないと感じ、日程変更した上でチャレンジするという経験をしています。
ピアソン VUE動作確認
ピアソン VUEのデスクトップアプリがあるのでダウンロードし、マイクやWebカメラ等の動作に問題がないか前日までに確認しておきましょう。
会社のPCだとセキュリティソフト等で引っかかる恐れがあるそうなので、個人PCを使用するようにしましょう。
試験当日
試験30分前になるとチェックイン作業があります。
慣れると30分もかかりませんが、準備が早めに終われば試験も時間を早めて開始できるのでご安心ください。
机の片付け
まずは、机の上を片付けておきましょう。パソコン以外は何もない状態にしてください。
モニターなど、大型のもので移動が難しいものがあると思いますが、こちらに関しては布を被せることで試験官の方に了承がいただけました。
なので、机の上が完全に綺麗にできない場合は大きめのバスタオルやタオルケットなどの大きくて透けない布を準備しておき、パソコン以外のもの全てに上から被せた状態にしておくことをオススメします。
チェックイン
続いてはピアソン VUEのデスクトップアプリを起動し、試験用のコードを入力します。
その後は指示に従いチェックイン作業になりますが、チェックインはスマホを使用するのがスタンダードな方法になります。
試験ということでチェックイン前に電源を切りたくなってしまいますが、チェックインが完了するまではスマホを使うことを覚えておくとスムーズです。
まずは作業環境の四方を撮影し、続いて免許証やパスポートなどの身分証と自分の顔写真を撮影し、チェックインします。
試験官によるチェック
チェックインが終わったら、今度はピアソン VUEのデスクトップアプリに戻り、試験官からの指示に従って最終チェックを行います。
- WEBカメラによる作業環境の四方と机の上がクリアされているかの最終確認
- メガネに録画機能がないかや、腕時計をしてないかなどの不正対策の確認
- その他、試験官からチャットで指示があるので従ってください
- 確認が終わると試験問題が配信されます。問題配信のタイミングで結構パソコンが重くなりますが、焦らず待ちましょう。
チェックイン以降はスマホの電源は切り、家族等が部屋に入ったり話しかけられたりしないよう予め調整しておきましょう。
受験
あとは試験を受けるだけです。
試験中はカンニング防止のため、常にWEBカメラで試験官に監視された状態での受験になります。ネットワークが途切れたり、WEBカメラがオフになってしまったら失格になる可能性があるので、PCの環境は事前にチェックしておきましょう。
試験内容については守秘条項があるので書けませんが、試験ページにサンプル問題が10問あり、有料の模擬試験もあるのでそちらで確認してください。
受験が終わると最後に合否の結果が表示されますが、試験問題以外に合否の結果もスクリーンショットを撮る行為が不正とみなされる可能性があるので、結果がメールで通知されるまで待ちましょう。翌営業日ぐらいまでには正式な通知が来ます。
合格特典
合格するといくつか特典があるのでご紹介します。
AWS認定デジタルバッジ
Credyというサービスでこんな感じのデジタルバッジが付与されます。
こちらは間違いなくその人本人が資格を所有しているというのをCredyのマイページで管理できるサービスです。
自分の場合は2021年7月にデベロッパーアソシエイト、8月にソリューションアーキテクトアソシエイトを取得しており、それぞれ取得から3年間有効となっております。
採用時などに資格所有を証明するために使う可能性があるので、本名で登録しておきましょう。
AWS認定ショップ
ポロシャツやパーカー、マウスパッドなど、AWS認定グッズが買える専用のショップにアクセスできます。
日本からだと送料が高いらしく、また現在はコロナ禍なので買えない可能性もあります。
模擬試験1回無料
これはかなり熱い特典だと思います。
AWS認定資格は模擬試験も有料ですが、模擬試験を1回分をタダで受けることができます。
申込みの際にコード入力を忘れずに。
次回試験申し込み時半額
これもとても熱い特典です。
自分の場合、1個目のデベロッパーアソシエイトを取った際には15000円 + 税でしたが、2個目のソリューションアーキテクトアソシエイトは7500円+税で受けられました。
この半額キャンペーンを取得するためにも、まずは10000円 + 税から受けられるクラウドプラクティショナーを最初に持ってくるというのもありかと思います。
試験申し込みの項目にも書きましたが、コードを入力しないと適用されないので、忘れずに入力しましょう。
AWS Certification SME Program
AWS認定試験の問題を作る側に回れるプログラムだそうです。当然ながら英語なので、ハードルは高めです。
LinkedIn招待
AWS有資格者のみのLinkedInの招待があります。
日本ではそこまでではないですが、海外だとLinkedInが転職用のプラットフォームとして定着している国も多いので、外資系企業への転職等で役立つかも知れません。
まとめ・感想
今回はAWS認定試験の受け方について、ブログに書かせていただきました。
最後に自分の間抜けな話をすると、自分はずっとソリューションアーキテクトアソシエイトの勉強をしてから最初の試験に臨んだのですが、実は申し込んでいたのがデベロッパーアソシエイトだったらしく、試験を受け終わってからようやく気付いたという話があります。
勉強したことない問題がよく出ると思っていたら実は科目が違っていたというオチで、合格したからよかったものの、あと2問間違えていたら不合格になるようなギリギリのラインでした。
申し込み科目を間違えながらもなんとか合格できたことで、思ったより早く2冠を達成することができたので、怪我の功名といったところです。
試験申込時の項目一覧で似たような名前が複数並んでいるので、くれぐれも申し込みの際はご注意を。
この記事を読んでAWS認定試験をオンラインで受けてみようという気になっていただければ幸いです。
自分もまだまだ受ける科目が残ってますので、一緒にがんばりましょう!
宣伝
ここからは採用についての宣伝になります。
虎の穴ラボではエンジニアを募集しております。
本記事で紹介したAWSの認定試験など、IT系の資格の取得等については福利厚生の対象として補助があります。
その他にも様々な福利厚生がございますので、詳しくは採用ページへのリンクからご確認ください。
ご応募お待ちしております!
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