皆さんこんにちは、虎の穴ラボのおっくんです。
2021年 8月 17日 (火) に Deno についてのLT会 『toranoana.deno #0』を開催しました。
目的意識
開催にあたっての目的意識としては、次のようなものがありました。
- 虎の穴ラボにDenoが好きな人がいる
=>もっとDenoについて知りたい
=>勉強したことを共有したい - 虎の穴ラボでDenoを使っていきたい
=>社内外に向けたアピール - 社外の人の話を聞きたい
=>虎の穴ラボ社内では知見に限界がある
開催概要
時間 | 内容 | 発表者 |
---|---|---|
19:30〜19:35 | 虎の穴ラボについて | 虎の穴ラボ 藤原 |
19:35〜19:45 | 今まで公開してきた Deno Third Party Modules | 虎の穴ラボ 奥谷 |
19:45〜19:55 | Denoで自己紹介ページを作るツールを作った | カワリミ人形 |
19:55〜20:05 | Deno Deploy の話 | Yoshiya Hinosawa |
20:05〜20:15 | DenoのDateTimeライブラリPteraを作った話 | Takuro |
20:15〜20:25 | WEB+DB PRESS で Deno の記事を書きました | magurotuna |
LT レポート
各LTの内容についてレポートします。
今まで公開してきた Deno Third Party Modules - 虎の穴ラボ 奥谷
www.slideshare.net
主催者LT枠です。
Deno での WebAssembly の利用について、今まで作成/公開してきた Third Party Modules の内容を踏まえて紹介しました。
- WebAssembly の作成について、wasm-bindgen の紹介
- wasm-buindgen で作成した、WebAssembly を deno.land/x から利用する場合の壁
- Deno 公式の対応方針
- 壁を超えるためのツールの紹介
個人的に、作ってきたモジュールたちについてのお話もできてよかったです。ありがとうございました。
Denoで自己紹介ページを作るツールを作った - カワリミ人形さん
カワリミ人形さんのLTは、Deno Deploy を利用して構築した自己紹介サービス Denote お話をしていただきました。
- データベースの接続
- サービスの構築と、合わせて CLIツール Denote も公開
- github actionsとの連携
- サービス構築のために、タグ生成ライブラリのdeno-markup-tagの作成
Deno Deploy での、具体的なサービス実装のお話が聞けたのが、良かったです。 サービスとして、CLIツールまで含めて構築されていたのが、今後作っていくサービスでも参考にしたいと思いました。
Deno Deploy の話 - Yoshiya Hinosawa さん
Yoshiya Hinosawa さんからは、Deno Deployについてお話しをいただけました。
Deno Deploy についてサービスや、アーキテクチャ について、お話されていました。
- Deno Deployの特徴
- 世界25リージョンに自動的に分散ホストされる など
- Deno と Deno Deploy の関係
- Deno は、deno_core + Ops という関係でできていて、Ops を差し替える事で、別の API を持った runtime を作ることができる
- Deno Deploy は、 Deno と Opsなどで差異がある(Deno.readFile などのOSに関わるようなAPIが無い)
- 他のサーバーレス コンピューティングサービスとの比較
Deno Deploy のアーキテクチャについて、非常に詳しく解説いただいたのでありがたかったです。
DenoのDateTimeライブラリPteraを作った話 - Takuroさん
Takuro さんからは、自作ライブラリ ptera を紹介いただけました。
- 100% Deno で書かれた DateTime ライブラリ
- ライブラリの仕様紹介
- Temporalについて
- Temporal正式リリース以後のpteraの立ち位置の見通し
ライブラリの仕様を聞いて、次作るものでは必ず採用したいと思うくらい機能が充実していると感じました。 また、ptera のロゴのデザインを Deno のイラストを数多く書いてらっしゃる hashrock さんにご依頼されたとのことで、「自分もいつかお願いしてみたい」と思いました。
WEB+DB PRESS で Deno の記事を書きました - magurotuna さん
magurotuna さんからは、WEB+DB PRESS への寄稿についてお話を頂きました。
- magurotuna さんの Deno へのコントリビュート状況
- 寄稿依頼が届いた経緯
- 寄稿にあたって意識したこと
- 取り上げた内容
商業誌として、初めて Deno が取り上げられるということで、おめでとうございます。 Denoをこれから触るような人に向けて書かれたそうなので、興味ある方は購入を検討されてみてはどうでしょうか。
まとめ
今回、これまでのLT会とは、ちょっと趣を変えて『Deno』にフォーカスしたLT会を開催しました。 知見が共有され、みなさんの作られたモジュール/ライブラリ、サービスについて質問が活発にされていました。 また、最近リリースされた Deno 1.13 についての質問もされていました。 私自身も知らなかったことも補完されて、次へのモチベーションになりました。
また、次の開催も予定しています。開催の際は、connpassやtwitterでお知らせしますので、興味ありましたらぜひご参加ください。
P.S.
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