こんにちは。大場です。
年が明けたと思ったら、あっという間に2月ですね。
今年こそはウィンタースポーツを楽しもうと思ってスキー場のチケットとホテルを予約していたのですが、まん延防止延長をうけてやむをえずキャンセルしました・・・
さて、今回は、虎の穴ラボのメンバーにおすすめ書籍のアンケートを実施しましたので、その結果を公開します! 少し遅いですが、昨年を振り返るという意味合いも兼ねて2021年以降に発行された書籍に限定しました。
私と同様、外出を自粛されている方も多いかと思いますので、 アンケート結果の中にもし気になる書籍があれば、おうち時間を活用して、ぜひ読んでみてください。
2021年以降のおすすめ書籍
社内に向けて実施したアンケートは複数回答可能とし、有志のメンバーから回答頂きました。
タイトル | 推薦文 |
---|---|
Software Design 2021 11月号 | PWA(Progressive web apps)に関する特集記事があり、サイトにPWAを導入する方法が解説されてます。PWAを導入してみたいけど、どうすれば良いか迷っている方に。 |
WEB+DB PRESS Vol.123 | Next.jsの入門からデプロイ、本格的なアプリケーション作成まで。HTTP3の話も面白い。 |
WEB+DB PRESS Vol.124 | 記念すべきDenoが初めて本格的に書籍に取り上げられた本。 |
WEB+DB PRESS Vol.125 | Raisnを使ったRest APIの作成について解説された特集記事があり、PerlでRest APIの実装する際に、参考になる。入門記事であるため、初心者が読んでもすごくわかりやすい。 |
Web配信の技術―HTTPキャッシュ・リバースプロキシ・CDNを活用する | Webサイトの速度改善に興味がある方におすすめ。曖昧に使っているキャッシュ用HTTPヘッダーの実践的な使い方や、キャッシュサーバーの考え方などが学べる本。 |
アジャイル開発とスクラム 第2版 | アジャイルとスクラムの基礎知識から、大企業向けにスケールアウトする手法まで紹介している。また、各企業でスクラムを導入し全社員に浸透させるまでの具体的な成功体験談等も記載されており、他社での導入事例も知ることが出来る。 |
(模擬問題付き)改訂新版 徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト − アソシエイト教科書[SAA-C02]対応 | AWS入門に。各機能の説明からできることまで詳しく説明。 |
恐れのない組織 | 人によって『心理的安全性』とは何かに差がある・・・そんな状態を解消してくれる一冊。『心理的安全性』がもたらすもの、なぜ必要なのかが分かる。 |
りあクト! TypeScriptで始めるつらくないReact開発 第3.1版【Ⅱ. React基礎編】 | 技術同人誌です。JSXやReactに関して詳しく記載されており、特にRailsやJavaなどサーバサイドからの移行におすすめ。会話調でサクサク読める。 |
DBエンジニアでもできる!MongoDBの構築と運用入門 | ドキュメント指向データベースのMongoDBのみに言及している書籍が少ないのでおすすめ。NoSQLの中で一番人気であるMongoDBの概要や運用に関することが一通りわかる。 |
NFTの教科書 | NFTって何か、NFTはどんなビジネスの現状なのかを手っ取り早く知ることができる一冊。開発に関する内容は少ない。 |
はじめてのUXリサーチ ユーザーとともに価値あるサービスを作り続けるために | UXリサーチをやってみたいけど、どうすればいいか迷っている方に。準備からリサーチの進め方、結果の分析・共有方法まで一通り必要なことが解説されている。 |
レタースペーシング タイポグラフィにおける文字間調整の考え方 | 一冊まるまるレタースペーシングについて書いている珍しい本。感覚と論理の両方を大切にした上で、万人にとっての最大公約数的なデザインを探っていく。フォントの歴史や成り立ちにも随所で触れていて、技術書としても有用だが読み物としても面白い。 |
書籍個別での紹介
今回アンケート結果にあった一部の書籍に関しては、ブログやラジオで個別に取り上げて紹介しております。
ブログでの書籍紹介
過去にブログで公開した書籍の紹介記事です。
Web配信の技術―HTTPキャッシュ・リバースプロキシ・CDNを活用する
はじめてのUXリサーチ ユーザーとともに価値あるサービスを作り続けるために
ToraLab.fm(ラジオ)での書籍紹介
虎の穴ラボのエンジニアがパーソナリティを務めている配信番組です。
パーソナリティ自身が実際に読んだ書籍として2冊を紹介しています。
恐れのない組織
NFTの教科書
アンケート結果について
アンケート結果を全体的に眺めてみるとデザイン系の書籍も混ざっており、フロントエンドに関する書籍が多い結果となりました。
フロントエンド技術は移り変わりが激しいのでネット上でのキャッチアップはもちろん、 デザインや最新のフレームワークについて書籍からも日々情報収集を行っている勉強熱心なエンジニアが多いことが伝わってきますね。
インフラ系ではAWS ソリューションアーキテクトの資格本が紹介されていますが、 資格の取得を推奨しているわけではなく、あくまでAWSの入門書としておすすめのようです。 初心者向けに執筆された数ある入門書からではなく、あえて資格本から入門するというところにギークさが際立っていますね!!
月刊誌であるSoftware DesignやWEB+DB PRESSに関しては、定期的にスキルアップ支援制度を活用して購入されている方も多い印象です。 社内のSlackでもオススメしている書き込みが見受けられるので納得の結果です。
特にWEB+DB PRESS Vol.124は、Deno推進メンバーが社内での布教活動に活用している様子を目撃しております。
また、WEB+DB PRESS Vol.125では、虎の穴ラボの礒部が執筆した記事が掲載されていますので、お手にとっていただければ幸いです。
さいごに
虎の穴ラボでは、メンバーのスキル向上を目的とした書籍の購入を促すため、年間4万円のスキルアップ支援制度を導入しています。
スキルアップ支援制度では、出版時期を問わず欲しい書籍を購入できるのですが、 今回は2021年以降に出版した本に限定してアンケートをとってしまったため、 「本当はおすすめしたかった技術書があるのに、時期が当てはまらないので書けません・・・」との声もありました。
時を経ても、名著として色褪せない技術書は数多く存在します。 再びアンケートをとる機会があれば出版時期の縛りを無くして、虎の穴ラボ エンジニアのおすすめ書籍を深堀りしてみようと思います!!
P.S.
虎の穴ラボでは、私たちと一緒に新しいオタク向けサービスを作る仲間を募集しています。
詳しい採用情報は以下をご覧ください。
yumenosora.co.jp