こんにちは。ファンティアなど新規サービスのディレクターをしています、いわみーです。
私は、とらのあなラボに来るまではディレクターとして要件定義や他部署調整を中心にやっていたのですが、少人数で事業会社であるとらのあなのディレクターにジョインした以上、「マーケティング」というのは避けて通れない道でした。
経験もない!知識もない!(今と違って入社当時は)先輩もいない!という中で私にやれることは本を読んで勉強するぐらいなものでした。そんな中で、今日は勉強するにあたって助けられた本を紹介したいと思います。
SEO入門に最適な書籍
マーケティングにもいくつかスキルがあって、広告運用であったりとか、ライティングであったりとか、ディレクター領域に被る部分でもありますがUI改善だったり色々あるわけですが、私が入社して一番最初に学習したのがSEOでしたので、今日はSEOの入門に最適な書籍を2冊紹介しようと思います。
■ 10年使えるSEOの基本
1冊目はこちら。2冊目が実践的な内容なのに対して、こちらはSEOの『基本理念』を丁寧に解説した本です。
本書では、SEOを 『検索エンジンが検索する人にどのような結果を提示しようとしているのか?』を理解した上で、検索結果で優遇されるに値するサイトにしていくことである と定義しています。 ◯◯をしたからSEOがあがる!というテクニックはSEOの本質ではない、ということですね。
本書には、こうしたSEOの本質ではない手法に対して、
「リンクが集まれば検索結果で有利になる」というしくみを悪用して、「自分たちでサイトを量産して、リンクを自分のサイトにリンクする」「すでにそうした大量のリンク提供用サイトを保有している団体に有料で依頼して、リンクをしてもらう」など、リンクを偽装する手法によって検索エンジンの順位が操作されつづけてきました。
そうした不正操作を行うためのSEOを総称して「ブラックハットSEO」と呼ぶことがあります。
と記載されています。
その上で、検索エンジンがどういった理念や仕組みで作られるのか、どういったキーワードを設定し、サイト内にコンテンツとして反映していくかの基礎が語られています。
■ 現場のプロから学ぶSEO技術バイブル
2冊目は、1冊目と違ってより『実践』に踏み込んだ内容です。
日本国内のSEO事情がほとんどGoogle製の検索エンジンであることに触れ、(Yahoo!もGoogleの検索エンジンをベースにしています)SEO対策=Google対策であることが語られています。 その上で、より具体的にGoogleが理想とするユーザーライクなコンテンツにし、かつ効果的にGoogle側にその情報を渡すための方法論が触れられています。
本書内では、SEOを「内部要因」(サイト構造、サイトの表示速度)「外部要因」(被リンク)に分類し、「マイナス評価の改善」「サイト構造の改善」「Google botの制御」「サイト高速化」等、章ごとに必要な対策がまとめられています。
巻末には、SEO対策において実施するべきチェックリストが記載されており、マーケターは勿論、サイト制作に携わるデザイナー、エンジニアにもおすすめできる一冊です。
■ 最後に
SEOを学ぶ前は「SEOってとても細かそう……」と思っていました。 しかし、この2冊を読んで基本的に大事なのは「Googleの要求(≒ユーザーのニーズ)に沿ったサイトにすること」だということが理解できました。
SEOは日々変化していくので、キャッチアップが必須です。 基本はGoogle公式がGoogle 検索セントラルで公開している内容をしっかりと理解し、それを実現するための具体的な方法論をキャッチアップしていく、というのがSEOの勉強スタイルになると思っています。
例として言えば、Googleがページの表示速度を上げることが重要だよ、と発信したらそれを実現するためにどういった技術が必要なのか調べていく、という形ですね。 SEOを今から始める方は、この2冊を読んだ上で、日々Googleの公式発信をチェックする習慣をつけることをオススメします。
今後、Google公式から気になる発信があったらこちらのブログでも取り上げていきたいと思います。
P.S.
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