こんばんは、声優オタクで、最近の推しはヒトリダケナンテエラベナイ人、ディレクターのいわみーです。 もう1年もライブに行けていないので冗談抜きで死にそうです。
それはさておき、クリエイティアは個人クリエイターからプロのクリエイターまでファンクラブを開設出来るサービスなので、将来的には声優さんがファンクラブをオープンしてくれたりするのでは……？と最近、よく妄想したりしています。 （ ※ 記事執筆時点。2月10日に、クリエイティアで声優さんの番組のファンクラブがオープンしております！！めでたい！！！！！この記事の『妄想』という前提が崩れた気がしますがとにかくめでたい！！！！！）
妄想ではありますが、いざ実現した時に一体どれくらい売上立つのか……？というのはディレクターとしては少し気になるところです。
というわけで、今日は「自分の推し声優がファンクラブをクリエイティアで開いたら一体どれだけ売上が立つのか」を推測してみようと思います。
■ クリエイティアとは
そもそもクリエイティアとは何か？という方に説明しますと、クリエイター向けの月額制ファンクラブサービスです。 ファンはクリエイターのファンクラブに参加し、月額のプラン料金を支払ってクリエイターの創作活動を支援することができ、クリエイターはファンに感謝の気持ちとして限定のコンテンツを提供することができます。
クリエイティアは、クリエイターの方々の作る作品を愛し、 クリエイターの方々を支援したいと思うファンの皆さまの気持ちとクリエイターの皆様を結びつけるプラットフォームであるという理念のもとに設計されております。 クリエイターの皆さまに支援の気持ちを伝えるための様々な機能をご用意いたしました。 クリエイティア公式サイトより
■ ファンクラブの売上なんて、正直開けてみないとわからない
とはいえ、ファンクラブの売上には様々な要素が関係してきます。
例えば、
・ご本人の知名度
・リワードとして提供されるコンテンツの質
・ユーザーの年齢層
など。
これらの全てを変数化して推測するのは無理です。 なので、実際開けてみないとわからないから、ファンクラブの開設が実現するのを待つことにしましょう！
おしまい。
……というわけにもいかないので、なんとかして方策を考えます。
こういった調査が難しい数値のおおよその規模感を推測するのに使うの有名な理論が「フェルミ推定」です。
フェルミ推定を説明するときにもっとも使われている出題例に、「アメリカのシカゴには何人のピアノ調律師がいるか？」というものがあります。 シカゴの人口を270万人とした時に、ピアノの調律師の数を求めよ、という問題ですね。
一世帯の平均人数を3人、ピアノを所持している家庭の割合が5%、調律師が1日に調律するピアノが3台、ピアノは1年に1回調律が必要、調律師は年間250日勤務とした時に、
270万人÷3人＝90万世帯（シカゴでピアノを所持している世帯数）
90万世帯×5％＝4.5万台（シカゴのピアノの台数）
4.5万台÷3台＝15,000日（全てのピアノを調律するのに必要な人日）
15,000日÷250日＝60人（推定されるシカゴのピアノ調律師の数）
なので、およそ60人という推察が導き出されるわけです。
■ もし推し声優がクリエイティアを使ったらどれくらい売上が立つかフェルミ推定で計算する
上記のフェルミ推定を使って私の推し声優がクリエイティアでファンクラブを立ち上げた時の月間売上を予想してみましょう。
まず、前提条件ですが、こういったファンクラブサイトの流入の大半を占めているのは本人のSNS（特に国内だとTwitter）からの流入です。
というわけで、まずはTwitterからファンクラブサイトにどれだけ流入するかを推定してみます。 一般的にTwitterでの平均CTRは1.5%だと言われています。
そして、インプレッションはフォロワーの70％だと仮定しましょう。
私の推し声優のTwitterのフォロワー数は5.1万なので、5.1万×70％×1.5％＝535.5人が毎日流入します。一ヶ月間毎日30日ファンクラブの宣伝をしたとして、16,065人がファンクラブサイトを訪れてくれる計算になりますね。
ここまででサイトへのアクセス数の仮定はできました。その上で訪れたユーザーのどの程度が入会してくれるかを計算しましょう。
サイトを訪れた方がどれだけ有料のプランに入会してくれるか、これは自サイトの情報なので容易にとれますね。（もちろん、あくまで平均なのでページの見せ方やコンテンツによって左右はされますが）
大変申し訳無いのですが、この情報は当たり前ですが社外秘なので、ここは仮にアクセスしたユーザーの15％が入会するとしましょう。
すると、2,409人が有料プランに残る計算になります。
とは言え、その中で更に「継続」をするユーザーはごく一部。ここで「パレートの法則」を適用してみます。
顧客の2割が売上の8割を上げる、という法則ですね。
そう考えると、この中での優良顧客は481人、ということになります。
彼らが有料プラン（1,000円）に入ってくれるとして、売上は 240,500円、これが全体の8割なので約300,000円が推測される売上の予想になります。
というわけで、万が一この記事をご覧の推し声優各位におかれましては、ぜひファンクラブの開設について、クリエイティアのお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。。
※ 別途売上からプラットフォーム手数料が差し引かれます。
……冗談です。 とはいえ、幅広いクリエイター様からの開設希望を受け付けておりますので、ぜひご検討ください！！
■ マーケターとしてフェルミ推定をする際に気をつけていること
フェルミ推定において大切なのは当たり前ですが、仮定した数値をどれだけ正確にできるか、ということだと思います。
仮定でおいた数字であっても、極力類似の事例の実数値など、ある程度根拠がある数字の方がいいのは間違いないです。 類似の事例でどういった数値が出たかということを把握しておくのはWebマーケをする上でとても大事だなーと思っています。
■ 求ム！オタクマーケター・ディレクター！
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