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『アジャイル イントロダクション 』書評

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アジャイルイントロダクション
こんにちは、大場です。

突然ですが、皆さんの現場では、どのようにアジャイル開発を導入しましたか?

アジャイル開発の手法を全て取り入れることは難しく、数ある手法の中から取捨選択を繰り返した結果、 組織独自のアジャイル開発に落ち着いている事がほとんどだと思います。

  • 取り入れる事ができるものは取り入れる👍
  • 適用しにくいものは排除👎

実際、虎の穴ラボでもそうでした。

アジャイル開発を取り入れようとした場合、いきなり全てを現場に取り入れる事が出来ません。

「自分の組織に適合したやり方はどれだ?」と必ず模索し試行錯誤をすることになります。

もしも、この試行錯誤する負担が減ったとしたら嬉しくないですか?

その試行錯誤の負担を軽減する手助けになるのが、今回ご紹介する本『アジャイル イントロダクション Agile開発の光と影 』です!!

書籍情報

  • タイトル:アジャイル イントロダクション Agile開発の光と影
  • 発行:2018/12/28
  • 著者:バートランド・メイヤー
  • 監修:石川 冬樹

どんな内容?

先に上げたタイトルは翻訳本のもので、原題は『Agile!: The Good, the Hype and the Ugly』です。

本の内容としては、原題に示されている通り、アジャイル開発における各手法を分析し、3つのカテゴリに分類していくといったものです。

  1. The Good = 良い点
  2. the Hype = 誇張表現
  3. Ugly = 悪い点

最後の章では、良い点、誇張表現、悪い点の3つにカテゴライズした最終的な著者の評価がまとめられています。

著者がアジャイル開発の手法を評価してくれるので、現場に適用する前に評価が悪い開発手法は除くといった使い方が出来るわけですね。

忙しい人であれば、最終章だけをつまみ読みすれば、アジャイル開発のどれが良くてどれが悪いか一目瞭然となります。

しかし、実際にアジャイル開発でぶつかる問題や、それに対するアプローチは各章の中に散りばめられておりますので、ぜひ冒頭から読むことをオススメします。

印象に残った箇所

特に2章のアジャイル文献の分析が印象的で、個人的には一番おもしろかった章です。

アジャイル文献にみられる表現を槍玉に挙げながら、どのように読者にアジャイル開発を銀の弾丸のように思い込ませるのか、そのトリックを7つ紹介しています。

中では、「過去の開発手法(ウォーターフォールモデル)は病におかされている!唯一救えるのがアジャイル開発なのだ!」というトリックが紹介されていました。

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アジャイルは救い

こういった表現は、日本の書籍ではあまり見受けられないかと感じます。 その他にも6つトリックが少し過激とも思える表現で紹介されているので、気になる方は是非読んでみてください。

こんな方にオススメ!

  • アジャイル入門の本を1冊読み終えている
  • 既にアジャイル開発を現場に導入している

アジャイル開発を導入する試行錯誤の回数を減らしてくれる本として紹介したはものの、入門書としての購入には向かないかなと思います。

手法や考え方、全体的な概要を掴みたいのであれば、最初から日本語で発行された書籍の方が読みやすく理解しやすいと思うので、 最初の1冊目としての購入はオススメできません。

初学者には向かないものの、それぞれの開発手法において、著者独自の視点で掘り下げて分析しており、アジャイル開発に関する本としては内容が濃いものとなっております。

既に現場にアジャイル開発を導入している場合は、いま実践している手法はどう分析評価されているのかを確認してみて、 当たり前のように実践していたアジャイル開発の手法を改善するといった使い方も出来ると思います。

この本は、アジャイルに関する入門書を既に読んでおり、アジャイル開発を取り入れている現場で働いている方にオススメの1冊といえます。

感想

前評判では、『アジャイル イントロダクション』は批判的な意見が多いと噂にきいていました。

たしかに、アジャイル開発の良い点よりも誇張表現や悪い点の方が目立って記述されており、アンチ本なのでは?という印象を持ちました。

たまに良い点が出てくると、おっデレ始めたかな?と思うのですが、すぐにまた批判が始まります。

終始辛口評価ではありましたが、アジャイル開発をそのものを批判しているわけでは無く、 考えなしにアジャイル開発を適用することに警鐘を鳴らすという意図が込められているようです。

最近はアジャイル開発に慣れきってしまい疑ってかかる視点が抜け落ちていたので、あたりまえを疑うということの大切さを思い出させてくれました。

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