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業務でGitHub Copilotを使ってみて便利と感じた使い方5選

こんにちは、虎の穴ラボのA.M.です。

本記事は2023 夏のブログ連載企画 12日目の記事です。
7月10日は、大場さんの「プログラミング入門書での挫折防止! 生成AI 3つの活用法」でした。
7月12日は、山田さんの「ChatGPTを使ったインフラ構築」が公開予定です。ご期待ください!

虎の穴ラボでは、2023年4月にOpenAI APIとGitHub Copilot for Businessを正式に導入しました。 toranoana-lab.hatenablog.com

本記事では、「GitHub Copilot」について、実際に業務で使って便利と感じた点についてまとめてみました。

はじめに

本記事では、GitHub Copilotの設定方法や仕様などについて、詳しくは触れません。
また、Visual Studio Codeでの使用を前提としています。
他のエディタでは挙動が異なる可能性があります。

開発環境など

  • PC:macOS
  • エディタ:Visual Studio Code
  • 使用言語:Ruby、JavaScript

便利と感じた点

その1:メソッド名から中身を提案してくれる

例として、税込価格を計算するメソッドを作成するとします。
以下のように、メソッド名の入力途中で、中身を推測して提案してくれます。
定数を定義している場合は、定数の値を使ってくれるのも良いですね。

その2:同じような処理を書く際に補完してくれる

例として、以下のように同じような処理を書く際に補完してくれます。
仮実装の場合は、同じような処理を書くことが多いので、とても便利でした。
自分で書くなら面倒になってconsole.logで出力する内容を適当にhogeとかにしてしまいそうですが、GitHub Copilotが関数名から出力内容を提案してくれるので、そのまま使えます。

その3:コメントで指示してコード書いてもらう

例として、「指定された範囲内のすべての素数を取得するメソッド」を作ってもらいます。
コメントを入力して改行すると、メソッド名が提案されます。 タブで確定した後、再度改行すると、メソッドの中身も提案してくれます。

また、以下のようにコメントで指示して既存のコードを改修してもらうこともできます。
RestClient::Request.executeの引数を正確に覚えているわけではないので、以前であればググったりして調べていましたが、その手間が省けて便利です。

その4:インフラの環境構築時手順等の作成にも便利(マークダウン)

GCP(Google Cloud Platform)でサーバー構築する機会があったので、その際の作業手順書をマークダウンで作成しました。
今回は既存のサーバーをベースに新しい環境を構築する作業をしていましたが、一度インスタンス名を出しておけば、イメージ名などを提案してくれるので、便利でした。

また、Staging環境の構築手順書を作ったあと、Production環境の構築手順書を作成する際には、ほぼ全ての設定値を補完してくれたので、とても助かりました。 特に名前はよく打ち間違えたり、コピペミスをしたりすることがあるので、そこを補完してくれるのはありがたいですね。

その5:ブログを書く際にも活用できる

VSCodeを使ってマークダウン形式でブログを書けば、ブログ記事の執筆にもGitHub Copilotを活用できます。 例えば、以下のように、文章の出だしを書いたときに、続きを提案してくれます。 そのまま使えるわけではないですが、少し修正するだけで使えるので、とても便利です。 本記事を書く際にも使っていたりします。

まとめ

というわけで、GitHub Copilotを使っていて便利と感じ点をいくつか紹介してみました。
コーディング以外でも意外と使えるので、もうGitHub Copilotなしでは生きていけない気がします。
とはいえ、まだまだ使いこなせていないと思うので、もっと活用していきたいですね。

まだ使ったことがないという方は、ぜひ使ってみてください。
一度使ってみるとその便利さが実感できると思います。楽しいコーディングライフを!

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