虎の穴開発室ブログ

虎の穴ラボ株式会社所属のエンジニアが書く技術ブログです

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ゲーム好きエンジニアの実践的学習アプローチ

当ブログを見ている皆さん、こんにちは。虎の穴ラボのy.fです。

本記事は虎の穴ラボ2024年夏の連載企画、20日目の記事です。

昨日は山田さんの「科学が証明!エンジニアが取り入れたい勉強法」が公開されました。ぜひご覧ください!

次はnagaさんの「ソフトウェア開発現場の「失敗」集めてみた。から学んだこと」が公開されますので、こちらもご期待ください!

今週のテーマは「エンジニアの学習法」ということで、自分が勉強するときに何を意識しているか、どうやって学習しているかについて、筆者の趣味であるゲームと対比して書いてみようと思います。

ゲームと勉強の共通点

突然ですが、これをお読みの皆さんはテレビゲームとかするでしょうか?

筆者は普通のRPGなどが好きで良くプレイします。最近だと真・女神転生の新作が出ていたのでプレイしていました。 また、ゲームセンターのゲーム(2Dシューティング、格闘ゲーム、音ゲーとか)も好きで、出社していた時は秋葉原のゲームセンターによく行っていました。

(昼休みにゲームセンターへ行っていた様子)

(後日)

ゲームセンターに設置されているゲームの中には、高難易度のものも多く、こういったゲームは練習が必要になるかと思います。 私が好きな2Dシューティングゲームを本格的に攻略する場合、以下のようなパターンをたどることが多いです。

  • 一通りプレイしてみる
    • 当然クリアできない
  • 動画や人のプレイ見てみる
  • 家庭用やゲームセンターで繰り返しプレイする
    • 家庭用だとステージセレクト等あるので同じステージを何度もプレイしたりする
  • また一通りプレイしてみる

といった感じでプレイすることが多い気がします。他格闘ゲームや音ゲーなども、トレーニングモードと対戦を繰り返したり、同じ曲や苦手な曲を繰り返しプレイしたりなどで遊んでいたりします。

これを見て「大変そうなゲームだな」と思われる方もいるかもしれませんが、これだけ試行錯誤すると、クリアしたり勝てたりしたときの達成感は他に代えがたいものがあります。

同様に、勉強や学習も反復と継続が非常に重要です。自分が勉強しているときのパターンは以下のようなものが多いです。

  • 何を勉強するか決める
    • 基本的には仕事で必要なものや、自分が興味あるものが多いです
  • 上記について本だったりWebサイトを見る
    • 本の内容読みながらまとめたり、写経したりする
  • 業務や自分でアプリ作って実践する

といったことが多い気がします。 一般的な感じだと思うので、同じようにやっている方も多いのではないでしょうか?

ざっくり両方まとめるとこんな感じだと思います。

(以前発表したこちらの資料からの転記です。) www.slideshare.net

どちらも練習、反復、試行錯誤が重要であり、やることは似ています。しかし、何が違うのか、どうすればうまくPDCAを回せるのかについて考えてみます。

ゲームと勉強の違い

どこが違うのか仮説を立ててみます。

  • 練習・反復・試行錯誤を繰り返すのは変わらない
  • 仮説:成果(成長)を感じる速度が異なる(PDCAを回す速度が違う)
    • ゲームは多少なりとも成長を感じやすい(前よりステージ進んだとか、1ラウンドは取れるようになったとか)
    • 勉強はフィードバックが来るまでに早い場合もあるが、だいぶ先な場合もある。特に基礎的な内容について。
  • フィードバックを得るための問題点
    • 勉強したものがいつ役立つか見通しが立ちづらい
      • 例:数学勉強しても何の役に立つかわからない(実際には、義務教育の内容は大人になってから役に立つ人も多いと思います。)
    • アウトプット先があるかどうか
      • 例:LTなどの勉強会

まとめると、PDCAをもっと高速に回せる方法があるのであれば、ゲームをするように勉強(学習)ができるのではないか? という仮説です。

素早く成果(成長)を感じられるために意識していること

では、どうやって勉強のサイクルを早くするのか、筆者が意識していることを書いてみます。

勉強したことがいつ役立つかわからない問題

個人的には業務で利用するものを最優先に学習するようにしていて、以下のようなメリットがあるなぁと感じています。

  • 学んだことをすぐ実践できる
  • チームで開発すると思われるので共有先も多い

実際に、以下のようなアウトプットも同時にしています。

www.youtube.com

アウトプット先があるかどうか

まず、アウトプットをしないと行けないと思いすぎない、というのを重視しています。

弊社では毎日雑談タイムというものがあります。

toranoana-lab.hatenablog.com

このような雑談の中でも、フィードバックは得られるかなと思います。

他には、ありきたりではありますが、LT会等に申し込んだり、自分で開催したりしてそれベースで学習するとフィードバックを得やすいのかなぁと思います。

まとめ

今回の記事では、筆者が趣味としているゲームと、IT界隈ではつきものな学習について書いてみました。

他にも意識していることはいくつかあります。

  • やりたくないときはやらない
    • 個人的には趣味の一つなので、やりたくてやる形
  • 楽しいと思えることをする
    • 一番効率が良いから

ここまで色々書いていますが、結局は 気持ちの問題 という面も大きいと思っています。

自分が楽しいと思える内容だったり、得意だなと思えることをやるのが一番効率が良いと思うので、そういった内容を学習しつつ、上記のようにPDCAサイクルを回していけると良いのではないかと思います。

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