虎の穴開発室ブログ

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Slackの音声ディスカッション機能、ハドルを試してみた!

こんにちは。虎の穴ラボのH.Kです。
今期のアニメで私の地元が、いわゆる聖地になっているものがあり、知ってる地形や建物が画面に出るたびに嬉しく思います。

さて、今回はSlackの新機能であるハドルミーティングを試してみたので使用感と、どのように使っていくかの展望を書いていきます。
虎の穴ラボでは1年以上リモートワークを続けており、コロナ終息後も継続する予定です。
リモートワーク下のコミュニケーションという面では非常に有用な機能かと思うので試してみました。

ハドルミーティングとは

slack.com

Slackの有料プラン限定で追加された機能で、Slack上でグループ通話が可能になります。
これまでも通話を個別にかけることはできましたが、その機能が統合され、より気軽に開始できるようになりました。
slack.com

なお、有料プランに加入していても、8月初めまでに順次展開予定の機能になりますので、まだ実装されていないワークスペースもあるかと思います。

そもそもハドルとは・・・?

アメリカンフットボールで試合中、プレイ開始前にフィールドの選手たちが集まって情報交換と次のプレイを決めること

らしいです。
アメフトでは複数回の攻撃で少しずつ前進していくのですが、その攻撃と攻撃の間の時間に行われる選手間のミーティングがハドルミーティングと呼ばれています。

試してみる

※初回利用時はデバイスの使用許可が求められることがあります。 f:id:toranoana-lab:20210720152219p:plain

チャンネルで利用する場合

利用したいチャンネルを開いて左側のチャンネル一覧下部のハドルミーティングに参加するをクリックするだけです。 f:id:toranoana-lab:20210720150526p:plain

DMで利用する場合

1対1の場合

ハドルミーティングをしたい相手のユーザー名をクリックして、プロフィールを表示します。
以前「通話」だったところがハドルミーティングになっているのでここから始められます。 f:id:toranoana-lab:20210720151046p:plain

使った感想

普段コミュニケーションツールとして使っているSlack上で音声によるミーティングができるので、非常に手軽です。
突発的に発生した相談事項などは、今まで、Slackのカスタムレスポンス(Slack-bot)機能を使ってGoogle MeetのURLを呼び出すということを行っていました。

slack.com f:id:toranoana-lab:20210720154318j:plain
これがワンクリックで、ブラウザを余計に立ち上げることなくできるので、すぐにミーティングを開始できるようになりました。

機能

マイクをミュート

文字通りマイクをミュートにできます。
聞き専であったり、とりあえず入っている場合に有効かと思います。

画面共有

※初回利用時はデバイスの使用許可が求められることがあります。
f:id:toranoana-lab:20210720152107p:plain 手順説明であったり、コードの確認であったり画面を見せながら説明したいときに有効です。

メンバーを追加

チャンネルやDMに参加していないメンバーを後から追加することができます。
メンバーを追加した場合でも、もともと開いていた非公開チャンネルの内容やDMの内容は追加したメンバーには見えないそうです。

どうやって使っていくか

まだ使いきれていないのでアイディアベースの部分もありますが、こんな使い方ができるのではないかということを書いていきます。
※虎の穴ラボではオンラインミーティングについて、Google Meetを使用しておりますので、Google Meetとの比較が多くなります。

新規メンバー追加時のフォロー体制として使用する

フルリモート体制で新規メンバーが参入した際に、新規メンバーが困りがちなこととして、「誰に相談すれば良いのかがわからない」ということがあります。

  • 新規メンバー受け入れ用のチャンネルを作り、メンターに当たる人は基本的にハドルミーティングに入っておく。
  • 新規メンバーは疑問があれば、ハドルミーティングに入りメンターに質問。
  • メンターは自分で答えられる内容なら自分で答え、答えられなければ他のメンバーを追加することで対応する。

というような運用が考えられます。 Google MeetなどのアプリケーションよりもPCが重くなりにくそうなので、常時接続して待機という場面で有用なように感じます。

コミュニケーション不足解消として利用する

フルリモートワークですとどうしてもコミュニケーションが少なくなってしまいます。
虎の穴ラボでは、以下のような取り組みを実施し、解消に努めておりますが、よりよい環境を求めていきたいと考えています。

  • 定時前の業務時間を使ったコミュニケーションタイム
  • 自由参加のオンライン飲み会の実施
  • 自由参加のもくもく会の実施
  • 分報チャンネルの設置(ちょっとした独り言をつぶやけるSlackチャンネル)

例えば虎の穴ラボでは定時前の時間に行っているコミュニケーションタイムですが、時間を決めず実施する形にする場合などに有効です。
Google Meetですと画面を開かなければ誰が参加しているのかわからないので、自由に参加する形式のコミュニケーションとは非常に相性が良いように感じます。

Google Meetのほうが良い場合

以下のような場合、Google Meetを使ったほうが良いと感じました。

  • 事前に実施が決まっているミーティング
  • 適切なチャンネルがないミーティング
  • 参加人数が多いミーティング

事前に実施が決まっているミーティング

理由としてハドルミーティングの利点として挙げられる、「その場ですぐミーティングができる」という点について必要がないからです。
事前に実施が決まっているのであれば、ハドルミーティングを使わないほうがチャンネルの邪魔をしないですし、メンバー追加の手間もない、既存のミーティングツールで行ったほうが良いと思います。

適切なチャンネルがないミーティング

DMからハドルミーティングを開始することにより、任意のメンバーで実施することは可能ですが、手動でメンバー追加するのであればURLを共有したほうが早いと思います。
そしてこの手のミーティングはたいてい「事前に実施が決まっているミーティング」です。

参加人数が多いミーティング

これに関しての理由は「適切なチャンネルがないミーティング」と同じなので割愛します。

まとめ

Slackのハドルミーティングの機能は、突発的な相談事項などに対応する上で非常に有用なツールだと感じました。
リモートワークが進む中でメンバーとのコミュニケーションを取るのに苦労することも多いですが、こういったツールを活用して、解決していきたいです。

P.S.

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