皆さんこんにちは。虎の穴ラボのY.Fです。
さて、皆さんご存知かと思いますが、昨今世間では新型コロナウィルス「COVID-19」の蔓延が騒がれています。 秋葉原の街も平時より人通りが少なく、静まり返っている気がします。
COVID-19の感染被害が広がるに連れ、対応策としてリモートワーク(テレワーク)を進める事例をよく耳にするようになりました。
弊社でもCOVID-19の感染拡大の防止に対応するため、一部社員で時差出勤及びリモートワークを開始しております。
本記事では、特にリモートワークの導入などをしてなかった会社が、時差出勤とリモートワークを導入してみた感想を共有してみたいと思います。
リモートワーク導入までの流れ
はじめは、通常10時の出勤を希望者のみ11時とする時差出勤が開始されました。 その後に、COVID-19の感染拡大に伴い一部社員のリモートワークが開始されました。 時系列としては以下のような感じでした。
日付 | 実施内容 |
---|---|
2020/2/17 | 時差出勤の実施が決定 |
2020/2/19 | エンジニアは全員11時出社(希望があれば10時にすることも可) |
2020/2/25 | リモートワーク実施が決定 |
2020/2/27 | エンジニアは全員リモートワーク開始(希望者は出勤することも可。) |
という形で、ちょうどリモートワークを開始して1週間ちょっと経過したという状況です。
時差出勤の感想
リモートワークに先んじて実施していた、時差出勤をしてみた感想としては以下のようなものが上がっていました。
- 電車通勤について、座れるほどではないが、いつもの時間よりも圧倒的に快適
- すごく混んでるので、10時出社のほうが座れていた
- 始発電車が、時差出勤の出社時間に合わせるとなくなってしまうため
- 帰りがそのまま1時間遅くなってしまうのが不満
- 通常出勤と時差出勤での仕事の進め方について、特に違いを感じることはなかった
感想を見る限りメリット、デメリット両方あるように思います。 電車の混雑具合は、利用している経路に左右されるので一概に時差出勤で良くなるとは言えないことがわかります。
リモートワークについて
次に、本題のリモートワークについての実施の流れや感想など書いていこうと思います。
準備
2月25日に、27日からリモートワークを開始するということになり、26日に準備することになりました。 当然、リモートワークを希望する人としない人いるので、アンケートを行った後に実施する人しない人を決定しました。
アンケートでは、以下のような意見が出ていました。
リモートワークしたい人の意見
- 通勤に時間がかかるので通勤がなくなるのは嬉しい
- 通勤時の混雑具合から、COVID-19への感染の不安が拭えない
- 今後リモートがもっと必要になったときのために実施しておきたい
- 働き方の一つとして体験しておきたい
リモートワークしたくない人の意見
- 自宅で業務に集中できる気がしない
- 打ち合わせや意思疎通が大事な立場なのでできれば出社したい
- 電車通勤じゃないので特に意味がない
これらのアンケートの意見や懸念点を踏まえて、基本的にリモートワークをしているメンバーが関わるミーティングなどは、Google Hangouts Meetで実施することになりました。
また、リモートワーク自体が初の試みということもあり、今後のフィードバックのために日報を書くことになりました。 このあと記事内でも紹介していきます。
リモートワークの様子(ミーティング)
虎の穴ラボで毎朝実施している朝会の様子です。朝会ではその日のタスクや全体的な連絡事項の共有を行います。
リモートワークの様子(事務所側)
リモートワークを始めた結果、もぬけの殻になった事務所の写真を撮ってみました。
リモートワークの様子(リモートしている側)
リモートワークしている人たちにそれぞれの作業環境の様子を撮ってもらいました!
金属ラックを机にしている方や、iPadをサブモニターにする方など様々なスタイルで業務をしていることがわかりました。
リモートワークの感想
前述したリモートワーク実施者の日報から感想をいくつか以下に抜粋しました。
リモートワーク組
- 良かったこと
- 自宅なので空調関係がすごく改善される
- 昼休みにより自由な行動ができる
- 事務所より業務に集中できた
- 悪かったこと
- ちょっとした雑談がなくなってしまった
- Meetを起動しているとPCの動作が重い
事務所出勤組
- 良かったこと
- ペアプロは対面よりやりやすい
- 人が減ったので事務所も静かになった
- リモートワーク組がアウトプットを意識するようになったことで色々確認できるようになった
- 悪かったこと
- Meetの準備によるオーバーヘッドで、対面よりも打ち合わせに時間がかかるようになった
- 通話の状態によっては声が聞こえにくいなどのトラブルが発生しがちになる
- 事務所に自分がいない時に変わりに対応できる人が減った
- 通話相手に理解してもらえているのかつかみにくい
リモートワークを始めた人は、出社する場合と比べて得たものもありますが、出社する方から見るとやや不都合な内容が多い結果でした。
まとめ
リモートワークを実際にしてみた結果として、良いところと悪いところが実体験として見えてきました。 コミュニケーションが減ったことは良くなく、「雑談も大事だ」ということや、実は普段のアウトプットへの意識が足りてなかったことに気が付かされました。 アウトプットへの意識不足に気づいたことは、通常の業務形態に戻ったときにも役に立つ知見が得られたと思います。。
先日、リモートワークを開始して1週間たったところで事務所出勤組も含めた「リモートワーク振り返り会」を行い、改善点について話し合いました。 社会情勢から、こういった形態をいつまで続けるかは見えないところですが、続ける中でもより良くリモートワークできる方法をこれからも模索していきたいと思います。
P.S
残念ながら、COVID-19の感染被害の防止の為中止となった技術書典ですが、虎の穴ラボでは用意していた同人誌を技術書典 応援祭にて0円にて頒布しております。 ぜひ御覧ください。 techbookfest.org
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